anjoe375のブログ

375、あんじょ〜のブログです。

これからの子どもともどもライフ①

 〜母業=年収1200万!!〜



教育ということばは、今までの教育だったり、歴史的な事、常識的なことを引きずってしまい、なかなか人に伝えようとした時に的を得たことばになりません。



ひとつの側面を際だたせると、生まれた家族や家族的なところから20前後で自立するまで、親や社会が子どもを自立したひとりの人としてのスタート地点まで、曲がりなりにも立たせることだと思います。

 

そういう意味でこれから子どもとの生活は大きく変化して行くと思います。既に私が生まれた1970年代の頃の子どもとの生活から今の2010年代の子どもとの生活も大きく変わっていますし、その流れはIT技術を中心とした技術革新の影響の中、さらに大きなもになるでしょう。

 

都市部で生活している人を中心に、子どもをぽーんと外に放り出して、遊ばせられるような状況は既に多くの家族に無くなっているのではないでしょうか。また近所や学校クラスの子どもたちと放課後あそぶようなところも、多くの子どもが習い事、塾などに通う中で難しくなっているようです。

 

友達と遊ぶということ自体も、親や社会が少しづつ手入れして行くような時代がやって来ています。私が子どもの頃から考えると大変面倒な話ですし、それを親や社会が配慮しろというのも本当に新しい課題だなと思います。しかも、子どもの成長にとって親の過度な配慮は邪魔でしかなく、案配加減がとっても重要になってきます。

 

子どもの教育という事が、子どもと共にある大人のあり方にまで、教育的、協働的な配慮が必要になってきた時代が21世紀に現れました。これからははっきりと子育ての仕込み、準備段階として親になるということが、教育的に、社会的に問われると思いますし、そういった社会機構はこれから常識的な存在になると思います。



昔が良かったなんていう回顧趣味は偏った見方で、衣食住足りて礼節を知るという意味では、子どもの生活環境は安全になっているのは確かですし、とても評価すべきところ。ただ、核家族、個家族化した家庭環境の中で、両親、特に母親への子育ての過度な負担が大きな課題なっているのが現状なんだと思います。現場の一人としてはっきり言えるのは、今の母業をきちっとこなす、マネジメントするには、一般企業でいえば、優秀な管理職的な素養が必要になります。乳児期の子を持っ母親の母業を年収換算すると1200万円というレポートが以前ありましたが、ほんと伊達じゃなくそのぐらいの過酷な仕事でもあります。



ママを応援、ママをバックアップするパパも援護射撃、そして子育てに関わる親、教育関係者、地域社会と改めてネットワーク、協働作業が必要に差し迫られています。シュタイナー教育ってここのポジションにどんな働きかけが出来るんでしょうか?



それではまた次回。

あんじょ〜
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