anjoe375のブログ

375、あんじょ〜のブログです。

学校変わらなきゃ!?②

20世紀後半の学校教育から21世紀の学校教育は変容が必須命題になる。まさに今の公教育の疲弊感はそこに大きなポイントがあります。

ただでさえ子どもたちとの信頼関係を築くのも一大事業なのに、それ以外に大きな難題を抱えている。ここにおいては個々の先生方の力に依るしかない。文科省から子どもとの信頼関係を築くサポートが積極的にでそうもないですが、せめて先生方のオーバーワークを減らす方策を実施して欲しい。

モンスターペアレンツが一人いたら、クラスや先生に取ってはかなり破壊力あります。厄介な子どもがいて親も先生も学校も持て余しちゃとやっぱりクラスには大打撃です。

先生はえらいもんだ、学校は大事なところだ。当たり前にあった先生や学校に対するリスペクト。これが学校に城壁のような守り手でした。この城壁が取り払われた今、誰が学校を守るのか。この守り手は先生、親、地域社会になります。じゃどうまもるかってこと何ですが、ここで大事なのは守らなきゃいけない学校ってそもそもなんだということです。

学校に通わせないホームスクーリングなんて教育の形も出てきました。既存の教育に納得行かない親がさらに一歩二歩進んで自分たちで教育やっちゃおうというところまできている。相応しい年齢に相応しい学びをとシュタイナー教育ではいいますが、こういうところだけみれば親は子どもの成長をよく見れてるケースも少なくないです。先生側から見たら、親が子どものことをよく見れてないというケースはよくあると思いますが、親目線だと今度は先生が子どものことを見れてないって話しになるケースも往々にしてあるものです。

じゃ親じゃなくて親でない先生と共に学ぶってなにが重要??と考えると学校でたくさんの大人に出会うということ、ともに通う子どもたちがとても重要なんだと思います。子どもは本当に大人も子どもも含めて人の背中から、ひとり一人の生きる姿勢を隣で見ています。

シュタイナー教育でいわれる7歳までは模倣を通じて、14歳までは権威を通じて、21 歳までは共に学ぶ大人のサポートを通して、学び、そのモチベーションになることが、7歳までは”すべてはよきかな”、”ここはめでたいとこ”っていう感じの中で、十全にその子なりのモチベーションを周りのものから難なく見つけられます。14歳までは、キラキラしてて、かっこよくて、うっとりしてしまうものやことがモチベーションになりますし、21歳までは、自分ってなんで生きてるんだろう?世の中なんでこんなに不条理なことが沢山あるんだろう?親兄弟、先生、友達、彼女、この人たちはいったい何者なんだろう?本当のことっていったいなに?みたいなことがモチベーションになると思います。

この3つの時代をみても、ひとりの大人の背中で学ばせるんでなく、沢山の大人や子どもたちの生き方、生きる姿勢から多くを学び取ってもらった方がその子の可能性は広がるはずです。

これは皆さんにも考えてみてもらいたいテーマですが、シュタイナーは教育の本質は自らが自らを育てる。本質的には教育は自己教育なんだって言ってるんです。これに関しては自らのこれまでを振り返えってひととき考えてみることはとっても有意義かと思います。

学校は、家族から出て、様々な人と共にすごす、そういうところに本当に大きな意味があります。子どもにとっては自分で人生を切り開いていく何かのきっかけが必要です。目を覚ます何かが。自分のエンジンに点火する閃光が必要です。そのきっかけになるような誰かと会う。子どもが大人になっていく中で豊かな可能性を提供する。学校は子どもが大人になる過程においてとても大きな可能性、必要性のある場所であることは、誰もがそうだと思えるんじゃないかと思います。今の学校に様々な問題や課題があるにしても、やはり大事な場所であることに変わりないです。

そんな場所をどう作り直し、守るのか。公教育が破綻して、明日から子どもを通わせる学校がなくなってしまって、親がどうにかしないといけなくなった。そんな視点から、学校をどう作り、どう守るかを考えていきたいとおもいます。

つづきま〜す。
あんじょ〜

PS 強さひきだすという言葉につられて毎朝飲んでいます^^
親って強さがいりますよね、、、
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